ベイリー・ギフォード・インパクト投資ファンドの月次レポートを確認しました。
2024年8月時点の運用成績
- 1カ月 -2.5%
- 1年 5.2%
- 3年 -7.9%
- 設定来 150.2%
ファンドの状況
組入上位10社
- メルカドリブレ
- TSMC
- ASML
- アイナイラム・ファーマシューティカルズ
- バンク・ラヤット・インドネシア
- ショピファイ
- ヌー・ホールディングス
- HDFC銀行
- オートデスク
- デュオリンゴ
ベイリー・ギフォードはスコットランドで100年以上にわたって成長株に長期投資してきた運用会社です。ポジティブ・チェンジはその中でも好ましい社会的インパクトをもたらす事業によって長期的視点から成長が見込める企業に投資をするファンドです。
また、エンゲージメントや社会的インパクトの測定にもしっかり力を入れていて、投資した金額がどれだけのインパクトを産みだしか計測するインパクト・カリキュレーターやインパクトレポートも読み応えがあり、ただ投資してお金を増やしているだけではない満足感を感じることができます。
8月は2社売却し、1社に新規投資したことが書かれていました。
売却したユミコアは2017年1月の組み入れしたベルギーの会社で自動車用触媒や二次電池材料、バッテリーや貴金属リサイクルを手がけていましたが好調なリサイクルや触媒と比較してバッテリー事業が軟調で執行力が弱いと判断していたところにCEO交代があり、今後の成長に対する確信度が下がったそうです。
新規で組み入れたシュナイダーエレクトリックはエネルギー管理や産業オートメーションのための電力設備メーカーです。電力需要の増加や気候変動対策の必要性から長期的な成長を見込んでいるようです。
もう一社のソイテックは半導体材料メーカーでスマートフォンなどの高速動作や低電力が求められる通信用半導体に同社製品は欠かせず、長期的な成長を見込んでいるようです。