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"いい投資"探検日誌 from 新所沢

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています

私の投資スタンス 投資の決め手は投資先をリスペクトしているかどうかでした

ひふみ投信のお客様アンケートに回答しているうちに自分がなぜひふみ投信を選んだのか、考え方が整理出来たので記録に残しておこうと思います。

投資を始めた当初、投資信託よりも個別株への投資を中心にしていました。
バフェットにかぶれていたのでバリュー投資を自分なりにやっていましたが、当時読んで腑に落ちた投資本がアメリカで出版された訳書だったこともあり、日本株よりも米国株をネット証券で買いたいという気持ちがありました。

東京三菱ティーディーウォーターハウス証券(現カブドットコム証券)が1株単位でしかも自分の名義で米国株を買えるという事でディズニー買収前のピクサー、アップル、ウォルト・ディズニー、コカ・コーラ、スターバックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、そしてバークシャー・ハサウェイB株といった米国株を買っていました。

なぜ米国株だったのかというと、バフェット本を読んでバフェットが投資先の経営者を自慢するのがいいなと思ったからでした。投資先をリスペクトしているんです。素晴らしい会社だから買収や投資をする。で、リスペクト出来なくなったら売却する。

素晴らしいリターンをあげながら、素敵な経営者と一緒に価値を作り上げていく、バフェット語録をまとめたこの本でそんな投資に憧れを持ちました。

ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!―世界最高の投資家の原則 (スピークス・シリーズ)

ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!―世界最高の投資家の原則 (スピークス・シリーズ)

 

当時投資していたさわかみファンドもサラリーマンの資産形成を応援するというコンセプトに惹かれたのもありますが、投資先を応援するという熱量のこもった投資にも惹かれたんだと思います。

2003年に出版された『最高経営責任者バフェット』という本はバークシャー・ハサウェイ傘下の経営者がボスであるバフェットについて語った本で、今思うとこの本の影響は大きかったと思います。

最高経営責任者バフェット~あなたも「世界最高のボス」になれる (ウィザードブックシリーズ)

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一時期インデックス投資に傾いた事もありましたが、なぜアクティブファンドへの投資に戻ったかというと、私の場合は結局はMSCIコクサイインデックスで分散投資されたポートフォリオでは投資先の会社・経営者をリスペクトする気持ちになれなかったからだと思います。(NYダウ30だったら話は別ですが)

主観が伴わないインデックス投資は自分には根付かなかったけれども、良い資産形成方法だと思っているので自分以外の人に勧めることに抵抗はない。そんな感じで奥さんにはインデックス投資もしてもらってます。(今はたわらノーロードを積み立ててます)

さわかみファンドは2008年に残念ながら私と時間軸が合わないという事で売却しましたが、澤上さんの「カッコいいお金の使い方をしよう」という言葉は今でも自分にとって大事な言葉で、投資だけでなく寄付やエシカル消費にも影響を与えています。

さわかみファンド売却と同時期に投資を始めたのがひふみ投信でした。ひふみ投信は素晴らしい運用パフォーマンスもさることながら、運用部のメンバーが投資先をイキイキと話す姿、リスペクトしている姿に自分は惹かれたんじゃないかと、アンケートに答えるために振り返ってみて思いました。

自分がファンドの月次報告や運用報告書を読んでグッとくるのは運用者が投資先をリスペクトしているかどうか。そんな想いが伝わってくるとポートフォリオの中身や定量的な分析もした上で投資をしている事に気づきました。

金銭的なリターンでは多くを望めないセキュリテのマイクロファンドに投資するのは投資先の会社を自分がリスペクトしているからで、ソーシャルレンディングにいまいちのめり込めないのは融資先が見えないからなんじゃないかと。

結い2101は運用報告で業績よりもいかに投資先をリスペクトしているかを延々と話すところがグッとくるんです。実際にいい会社訪問で現場に行ったり、お店に行ったりして私も大好きでリスペクトしている会社がたくさんあります。

昨年出版された竹川美奈子さんの著書のインタビューを受けた時には年を経るごとに投資対象がバラエティ豊かになっていく自分の姿をやりたい事をしているからだなと俯瞰的に眺めていたのですが、根っこは投資先をリスペクトした投資がしたいんだという事のようです。

臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話

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主観でひっかかって客観的に定量分析して投資する場合もあれば、時々モーニングスターで定量的にスクリーニングして気になったのを定性的・主観的に調べてみることもあるので主観と客観のどちらが先かは様々なんですが、大抵の場合はファンドの新規設定の時に気になったのを調べて投資しているので主観が先の方が長続きしているようです。

責任投資やESG投資も分野として興味があるものの、クールにやっている姿にはそれほど魅力を感じていないのはそのせいですね。分野として興味があるのはバフェットのコーポレートガバナンスに対する考え方を何冊も本を読んで頭に残ってるからで、ファンドの議決権行使やエンゲージメントに興味があるのも投資先をリスペクトして共に歩んでいきたいから。

今もちょっとだけ持ってるiTrust世界株式はポートフォリオにモンサントが入っているんですよね。尊敬できない会社が集中投資ポートフォリオに含まれていると追加投資を躊躇してしまいます。

コモンズ30ファンドのコンセプトやセミナーを好きなのは投資先をリスペクトしているからで、でも運用部の報告は客観的でグッとこないところがもどかしい。そんな気持ちです。

全てがそういうわけではないですが、私にとっての「いい投資」とは金銭的なリターンだけでなく、自分がリスペクトできるところへ投資するという事でした。