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"いい投資"探検日誌 from 新所沢

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投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016上位入賞ファンド解説:第1位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016の結果が発表されました。順位については各種ブログや日経電子版等でも紹介されていますので上位入賞ファンドについて今年も解説したいと思います。

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 写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

第1位
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 

→ 交付目論見書

ファンドの特色:
日本を除く主要先進国の株式に投資することによりMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。(交付目論見書より)

信託報酬率:
年0.20%(税抜き)

純資産額(2016年12月30日現在):
389.7億円

今年の第1位は前人未踏の3連覇、ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドでした。おめでとうございます!

バンガードのVTですら成し遂げられなかった3年連続1位を見事に成し遂げました。その背景には2年連続で行われた信託報酬の引き下げがありました。前年の年率0.24%から0.04%引き下げて0.20%まで信託報酬が下がり、例えば東証に上場しているiシェアーズ 先進国株ETF(MSCIコクサイ)の0.25%、ライバルのたわらノーロード先進国株式の0.225%比較しても低い水準です。

とにかくコスト最安水準を維持するという格安SIMでいうところのDMM mobile、携帯電話大手三社でいうところのソフトバンク的な立ち位置と言えると思います。

また、このシリーズの場合は信託報酬を下げる際に販売会社、受託会社の分も含めて引き下げを行っています。これは受益者を含めた4者で純資産額が増えた際の利益を分け合うという思想に基づいており、長期的に投資を続けて欲しいというニッセイアセットマネジメントからの強烈な意思を感じます。

投信ブロガーからの投票コメントにも信託報酬を引き下げただけでなく、その背景、姿勢を含めての評価となりました。

なお、アメリカ大統領選挙直後のベンチマークとの乖離について再発防止に努めて欲しいというコメントも寄せられました。

過去にSTAMグローバル株式インデックス・オープンが信託報酬引き下げを実現して1位になった翌年にコストが低い新ファンドCMAM外国株式インデックスeが1位になり、前年1位のSTAMグローバル株式インデックス・オープンは9位に大幅ランクダウンしたことがありました。

ライバルファンドが登場した2016年、2年連続の信託報酬引き下げを行ったことにより同ファンドは純資産をこのまま増やしていけばきっと運用会社や販売会社、受託会社も利益を受益者に還元することに同意してくれるに違いない。そうした投資家とファンド側との間にある種の信頼関係が生まれたのではないかと思います。

ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズのHPには「インデックスファンドは徹底的にコストにこだわらないとダメなんです!」という文言が書かれています。コストはもちろん大事ですが、ファンドがロングセラーとなるためには投資家との信頼関係が欠かせないものだと思います。

ベンチマークとの乖離という大きな問題もありましたが、それを乗り越えて将来に向けた期待も含めての得票だったのではないでしょうか。昨年に引き続き圧倒的なポイント差で投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year10年ランキングでも1位になりました。

これで名実ともに日本を代表する資産形成のために役立つファンドだと投信ブロガーが太鼓判を押したファンドという事になりました。上原様の受賞コメントにもありましたが、今後とも長く受益者とファンド側の良好な関係が続き、お互いに幸せな関係で有り続けられる事を祈りつつ、お祝いします。

本当におめでとうございます!

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 写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

 

受賞コメント:
ニッセイアセットマネジメント 取締役・執行役員 上原秀信様

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 写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

ニッセイアセットマネジメントの上原と申します。

会社を代表いたしましてこの栄えある賞3連覇をさせていただいたと言うことで大変ありがとうございます。皆さんに感謝申し上げます。

私、この壇上が3度目と申し上げたいところではありますが、rennyさんが悲しい思いをしたとコメントをいただきましたが、第1回目(注:投信ブロガーFOY 2014)ここで第1位をいただいたときに私が欠席と言うよりニッセイアセットから誰一人この場にいませんでした。

ちょっと事情があって会社として出られる状況でなかったということもあったので出られなかった訳なんですが、昨年この場でそのことをお詫び申し上げたのは聞いていらっしゃる方はいらっしゃったかもしれません。

今回、私としては2度目、会社としては3度目の受賞ができました。
本当にありがとうございます。

これはここにいらっしゃるブロガー皆様のご支援はもとより、今回2度目の信託報酬引き下げをさせていただきました関係ですべての販売会社の皆様、それから受託銀行の皆様、本当にご協力には感謝しています。
そういったご協力無しには今回信託報酬の引き下げは絶対に叶わなかったという風に考えています。

なぜならば最初から新しいファンドを作るそのときの信託報酬をどれくらいにするのかという信託報酬と、既に何年にもわたって設定された信託報酬をそこの利害関係人である委託会社である私どもと販売会社、受託会社の3社がそれぞれ協力しあってすべての販売会社様にご協力いただいた先に、このアクションは相当大変なものでした。

実はそのことを昨年この場で申し上げたのですが、再び下げるというアクションをさせていただきました。これは何よりここ数年競争が激しくなっております。その中でこのファンドを長く持っていただくためにはどうすればいいのか。

ただ、ここで考えなければいけないのはただ単にコストを下げに行けばそれでいい、割安なものになればいいとそういうことでは決して無いということだったので私どもが考えたことはコストを下げてパフォーマンスをあげて効率を上げる、これは当然のことです。

そうではなくてコストを下げて下げてパフォーマンスを上げていくんですけども、それと同時に残高が着実に増えているのかどうか、残高がちゃんと増えていると言うことはご支持をいただいているという事になりますのでその場合は投資家さんにきちんとその利益を私どもと分け合わせていただくと言うことを考えて信託報酬を引き下げる。
残高の増加とともに引き下げることを昨年に続いて行いました。

ちなみに残高を申し上げますと、第一回で受賞した時の残高はわずか60億円でした。昨年この場所に立っていたときの残高は200億円にも到達しておりませんでした。180億円くらいだと思います。それで2連覇をさせていただきました。今回この3連覇をさせていただくにあたってどのくらいの残高だったのかと申しますとなんと396億円になっておりました。
もうここまでくるともう皆様方のご支援の賜物以外の何ものでもありません。

こういう事に対してきちんとした私どもの利益の分け方をちゃんと態度で示させていただくことはある意味当然のことと考えております。それを形にさせていただきました。こういったご支持をいただきましたことは大変私はありがたいことだと思ってます。

今後10年後どういうファンドがランキングしているかという先ほどコメントがありましたけれども、私どものこのファンドを是非引き続きご支援をいただきたいなと思っておりますので、もちろん4連覇を目指して頑張っております。

引き続きよろしくお願いします。 ありがとうございます。 

ニッセイアセットマネジメントのHPでも投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016受賞を報告いただきました!

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