いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。2017年に所沢から八女に移住しました。

いい会社訪問 IKEUCHI ORGANIC KYOTO STORE

受益者総会の翌日、IKEUCHI ORGANIC KYOTO STOREへのいい会社訪問がありました。京都店はミュージックセキュリティーズで募集していた風で織るタオルファンド2014で出店資金を投資しているお店でもあるんです。京都ということでなかなか足を運べないけれども思い入れのあるお店です。

店長は1001番目のタオルソムリエの益田さんです。

■ 社名変更したワケ

池内(IKEUCHI ORGANIC):

京都店の店長は入社前から割とうちの本社にも来ていて、社員の前で平然と「私、関西店の店長します」って話していたんです。

益田(IKEUCHI ORGANIC):

「私設の関西支店長です」って勝手に言ってました。

池内:

それで京都店が決まった時に一応声掛けとかないとまずいよねって。声をかけたら「はい。会社退職しますから3ヶ月待って下さい」と。

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新井:

すごいですね。何をそこまで気に入ったんですか?

益田:

まず本当にタオルが気持ちよかったんです。はじめて池内のタオルを手にしたのが2011年のコットンヌーボーだったんですけど、小さいときに使っていたタオルの記憶がフラッシュバックしてこんな愛情がこもっているタオルに関わりたいと思ったんです。

こんな凄いタオルを作っているのはどんな方なんだろうと思って会ってみたらすごいおかしな面白い人でした。色んな話をしているうちにただの大ファンから始まっているので、いつもうちの社長は本当にすごいとずっと言っていると「そういう事は社員になってから言わない。」って言われてます。

すごい自慢の社長なんです。それくらい池内のものづくりに共感するところがあるのですごくハッピーにこの場所に立たせていただいています。

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新井:

あまり社員の方が話すと池内さんが話せなくなるので・・・

いろんな商品が増えてきました。タオルじゃ無いのが増えてきましたし、いま私が着ている宣伝用のユニフォームもそうなんですが。社名を変更した理由を話していただけますか。

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池内(IKEUCHI ORGANIC):

池内タオルが創業30年を迎える年に当時経営していた親父にプレゼントは何がいい?と聞いたら「お前の辞表が欲しい」と言われました。そこで勤めていたパナソニックを退職して池内タオルに就職しようとしていた1週間前、急に親父が亡くなりました。

創業60周年の年に池内タオルを再ブランディングしました。次に繋ぐようなブランディングをしようと考えて実は前回の受益者総会で新しいブランドを見せたのですが反応が悪かったのです。作り手の思いがNYでも伝わらなかったのでコンセプトはそのままわかりやすいものをとIKTを再ブランディングすることにしました。

IKTは生まれてから15年。ハイスクールに行くには最高の家庭教師をつけようという事でナガオカケンメイさんにお願いしました。最初は「なんで僕がするの?」と言われましたが思いを伝えてやっていただけることになりました。

コンセプトは最大限の安全と最小限の環境負荷です。池内のオーガニックという事でイケウチオーガニックというブランドを作りましたが、どうせなら社名も変えましょうよと言われ、社名も変えることにしました。

IKEUCHI ORGANICという社名には「オーガニックしかしない」そして「タオル以外もしますよ」という意味が込められています。こういう社名にしておけば今後30年は誰が社長をしてもオーガニック以外しないだろうと思います。

新井:

縛りですね。阿部さんはこの社名をどう思いますか?

阿部(IKEUCHI ORGANIC):

退路を断ったという事ですが、オーガニックという言葉が好きです。オーガニックには無農薬や自然にやさしいという意味もありますが、近江商人の三方よしの精神もあると思います。商品に関わっていただく方全てと有機的に繋がりたいという意味です。

この社名であれば軸はぶらさないでいけますし、オーガニックコットンのオーガニックだけではないオーガニックという言葉そのものの意味という意味からもいい社名だと思います。

新井:

原料となる綿などを育てるアグリカルチャーから支えて下さる方まですべていい気持ちの状態をオーガニックと呼んでいます。

IKEUCHI ORGANICのこだわり

新井:

NHKの取材は1月から3月にかけて行われました。池内さんのところに行った時、とんでもない事を聞きました。種を蒔いてからタオルが店頭に並ぶまでのカーボンオフセットすると言うのです。コットンヌーボーの1セットで18kgのCO2が発生していてバスタオルは13kg。タオルの重さの40倍に相当する量です。当然そこもコストになるのですが「決めたから」と話していました。

あと、コットンヌーボー2015は今、オーガニックの糸を使っていますが、当時は糸がまだ完全オーガニックではないと言っていました。

池内:

IKEUCHI ORGANICになって100%オーガニックになっていると言っていますが、細かく言うとミシン糸と刺繍糸が違いました。99.8%オーガニックです。

新井:

0.02%にこだわるんです。この糸がオーガニックかどうかなんてわからないのに。

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池内:

ミシン糸はチーズ(ミシン糸を巻き取ったもの)2個もあれば一年分です。新色も出るし対応するのは大変ですが、コットンヌーボーの5色だけ先に対応することにしました。他にネームタグもオーガニックなものに変えています。

新井:

最初にこれ(タグ)を見せられたんです。新しいマークを自慢するのかと思ったらこれもオーガニックなんだと・・・

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池内:

お客様の反応を見たいんです。イケウチオーガニックだったらタグもオーガニックじゃないとおかしいんじゃない?と思われるので。

工場の制服も昨年からオーガニックな国産の制服を使っていましたが、どう考えてもおかしいと総務に言っていたら「だったら好きに作ればどうですか」と言われました。

そこで糸を仕入れているリーメイに制服だけ作ってとお願いしました。ところが40人の会社でも6サイズあるんです。それぞれのサイズに最低限これくらいないと作れないと言われたので余ったやつはお客さんに買ってもらおうという事にしました。

新井:

この中にも買った人が何人かいますもんね。
社内で反対はなかったんですか?タグをオーガニックにすることについては阿部さんはどう思いました?

阿部:

タグのオーガニック化は難しくて出来ないと思っていました。小さなタグを織る織機が無いんです。シャトル織機という昔のを使って作っていますが、小さくデザインするのは大変でした。

池内:

よく見てみるとわかりますが、タグは二重になっています。綿で出来ているので洗濯するとしわになるんです。ポリエステルではこうはなりません。今治タオルのタグもポリエステル製なので残念ながらつけてません。

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新井:

あまり残念そうに話してませんね(笑)

池内:

今治タオルの認証タグがないと今治タオルじゃないと思っている人もいますが、IKEUCHI ORGANICになる時に全製品今治タオル認証とエコテックスクラス1を取得しました。

現時点で唯一の例外はオーガニックエアーです。エアーだけは今治タオル認証を取っていません。エアーはタオルの顔してますがタオルじゃありませんから。引っ張り強度が弱いので認証を通らないんです。

新井:

うちもエアーを使ってますが、これ使ったら他のは使えなくなりますよ。

阿部:
(バスタオル1枚で)iPhone4と同じくらいの重さです。

池内:
iPhone6Sより軽いです。

新井:

引っ張り強度が弱いといいますが、使ってても大丈夫です。

池内:

パイルは構造上引っ張るとどうしたって抜けるので強い弱いはどうでもいいかと。
今治タオルの認定基準は1991年に四国タオル組合の販売委員長だった僕が決めたタオルの基準です。20年以上前に作った基準なので、今ではうちのタオルはもっとよくなってます。

■ 食品安全のISO取得

新井:

食品安全に関するISO22000ですが、本当に審査に来るんですか?
タオル工場が食品工場のISOを取得するなんて相手は全く理解できないですよね。

池内:

ISO認定機関がきますよ。

新井:

認定機関が来るんですね。コンサルタントだったらお金かなとも思いますが・・・。
ちゃんと来るんですよね?

池内:

社内的には動いていて10月に審査が来るので食品工場の基準を満たすために工場内を「清潔作業区域」「準清潔作業区域」「それ以外」の三段階に分けて、順番に出入りする必要があります。いい会社訪問する時、ショップまではそのまま入れますが、そこから工場内に入るには靴を履きかえたりする必要があります。

新井:

ISO取得の準備は誰がやっているんですか?

池内:

社内にISO22000準備室を作って以前から認証対応をしている人が担当しています。

新井:

阿部さん、彼は阿部さんにどう愚痴るんですか?

阿部:

寡黙な人なので黙々と・・・・今も社内では喧々諤々やってます。

池内:

ISO22000取得に関して京都のお酢屋さん飯尾醸造さんの話は参考になりました。

新井:

私は酢が苦手なんですが、飯尾醸造さんのところは唯一飲めるんです。
紅芋酢がいいんです。大匙一杯を4倍に薄める・・・

益田:

8倍です。

新井:

8倍?ちょっと濃かったですね。すごく飲みやすくて蜂蜜入りとそうじゃない2種類あって良かったら試して下さい。ネットで買えますので。

はちみつ入り紅芋酢 500ml

はちみつ入り紅芋酢 500ml

 

池内:

完全有機栽培米100%でお酒を作ってそのお酒を酢にしています。酢にする前の日本酒飲みたいよね。

新井:

酒税法上ひっかかるみたいですね。この間行った時も飲みたいなとにおわせたんですけどね。 こいつら絶対しゃべるだろと思われたんだと・・・。飯尾醸造の5代目の講演を聞ける機会があったら是非聞いて欲しいと思います。

【参考】

10/19(月) 18:30〜20:40 お江戸百年塾で飯尾醸造5代目の飯尾彰浩さんの講演があります。

酢を造るといふ仕事|富士酢醸造元 飯尾醸造:お江戸百年塾(増上寺)で講演の機会をいただきました

IKEUCHI ORGANICは逆輸入で・・・

新井:

お酢はともかくこれからの方向性を。新しく織物も出すようになりましたね。

池内:

実際は赤ちゃんに縫い目の無い産着をつくろうとして織物を始めたんです。赤ちゃん向けの縫い目のない産着はまだ発売できていないのですが・・・
既に売っているショールも縫い目はイケウチのIのマークのタグをつけているところだけです。ベビー向けだと靴下、手袋、帽子は縫い目無しで作っています。

新井:

昨日着せてもらったこれもいいですよね。

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池内:

これは、家に帰ればIKEUCHI ORGANICというコンセプトです。

新井:

これからの季節やばいですね、これ。

池内:

オーガニック120というイケウチのオーガニックの基本をベースに縫製しています。

新井:

いくらですか?

益田:
23,800円です。

新井:
さすがですね。でも、妻が認めないだろうな・・・

自分が使えないので結婚祝や出産祝でコットンヌーボーを贈っています。年数が入るのでちょうどいいんです。友達に贈ると友達の奥さんがうちの奥さんに言ってくれます。

「最高!すごくいい。」

そうすると、なぜうちには無いのと言い始めるんです。そんな(高い)のいらないと言っていたのにと思うんですが、この矛盾をどう解決すればいいんでしょう?

池内:

家にあるタオルを全部買い換えても奥さんが着てるスーツより安いんじゃないですか?

新井:

そんなこと口が裂けても言えないじゃないですか!

池内タオルがNYで賞をとって評判が逆輸入されたように外の奥様から評判を逆輸入するんです。でもまず妻が使って、自分は後なんですけどね。プレゼント用に使っていて、最近も社員に子どもがうまれたのでちょうどベビー用のセットを発注しました。

池内:

セールスマン、最高ですよね。

新井:

そりゃそうですよ。プレゼントから徐々にうちの中でも変えていくんです。昨日の出来るだけ長く使うという話にも関係するんですが、今あるタオルは使いつつだめになったものを徐々に池内さんのところのタオルに変えていってます。

でも、池内さんのを使い始めると使う順番が変わるんです。洗濯した池内さんのが乾くとそっちを使うようになるので結果として他を使わなくなる・・・ローテーションが崩れて4番バッターだらけになるんです。

タオルを長く使う方法

池内:

コットンヌーボーのお客さんから問い合わせでお客さんから長期保存するのにどうしたらいいですか?と質問がありました。孫が生まれて二十歳の時にあげたいのでそれまで20年間保存したいんだと。それまでどうしたら完璧な保管ができますかという質問でした。

新井:

ワインみたいですね。

池内:

そのまま折りたたんだままだと織り目がついてしまうので、できたら2年に一回洗って、またしまうようにしてくださいと答えました。20年間保管できたタオル、欲しいですよね。

新井:

何言ってるかわからないです・・・。コットンヌーボーのコンセプトはわかりますし、20年物のワインはわかりますが、20年物のタオルに何の意味があるのか、長期熟成すると何かいいことがあるのかがわからなかったです・・・。

池内:

完全滅菌したタオルならいいかなと思ったのですが、タオルには水分がほどほどないといけません。水分量は6.9%が理想ですが、それだと菌が生きちゃえるので・・・。

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新井:

うちのタオルも普通に使っていて問題ないんですが、柔軟剤を一回使ったらずっと使って下さいと言っていましたよね。

池内:

環境には反しますが、タオルを長くもたせようと思ったらたくさんの水でゆっくりと仕上げるのが基本です。昨日も染色に100倍の水を使っていると言いましたが。皆さんの洗濯も一緒です。エコ洗濯機は少ない水で洗っていますが、結果的に服(繊維)は痛むのでどっちがエコなのかと思いますが・・・。

乾燥機もタオルを下に叩き付けることでソフトになるのですが、いっぱい詰め込むとぐるぐる回るだけで叩き付けません。少量ずつ乾かしてあげて最後は乾燥機から出して冷やすことで水分をいれてあげるといいです。最後まで乾燥するとからっからになって水分が無くなってしまいます。

新井:

池内さんのタオルと他で明確に違うのは並んでる状態と家にある状態はほぼ変わらないという事です。他のタオルは店に並んでいるのと家にある今の状態があまりにも差がありすぎます。

池内:

ゆっくり仕上げていないからです。濃色だと6時間、うすくても90分。ゆっくり仕上げるといいけれども染色工場としてそれではペイしないので15分+柔軟剤添加でも同じような風合いは出来ます。洗うのも付着剤入れたら短くできるんです。そうして厚化粧して売るので化粧がはがれた後の風合いが変わってきます。

池内では素肌美人を作りたいので洗ってもらっても風合いが変わりません。


Q.
どうしてタグやミシン糸をオーガニックにすることまでこだわったのでしょうか?
コストもかかると思いますが。0.02%くらいよろしいやんと思います。

池内:

そこをこだわってもコストもあまり変わりません。もちろん手間はかかりますが内製化していけばそんなに差はありません。特注の糸になるので計画的に作らないといけない手間はありますが、先ほども話した通り糸をオーガニックにしたとしても少ししか使わないので原価への影響はあまりないのです。

今はほとんどがオーガニック入りタオルなんですが、そういう風に1個嘘をついたらそのままずるずるいってしまうかもしれません。パイルだけオーガニックならオーガニックタオルというのが今の常識です。そんなところに限ってうちはミシン糸がオーガニックだと言っている会社が何社もありますが・・・

新井:

いいかげんですね。オーガニックの問題って根深くてモンサントの遺伝子組み換えの問題があります。ちゃんと調べずにオーガニックだと言っているのが山ほどあるので徹底的にやらないと偽物が入ってしまうのでしょうがないのかなと思います。

池内:

コストは原材料コスト、流通コストがあります。例えば発電コストは8円といわれているが、家庭用の電気も30円くらいでしょ。工業製品は一般的に定価の30-40%が原材料コストで残りは流通コストと言われています。

うちは製品コストは高いけれども流通コストは安いのでトータルでは高くないと思います。普通のタオルより高いけど世の中にあるオーガニックタオルより安いです。周りから池内のオーガニックタオルは安いからおかしいんじゃない?と言われます。

新井:

鎌倉投信と一緒です。広告宣伝にお金をかけていないんです。テレビなどの取材もこちらからお願いするのではなく、向こうからやってきます。そこのコストを考えたら高が知れてますよね。

そこまでいくまでとなると100%にしたくなるんです。こだわりおじさんのこだわりですね。

池内:

乳幼児が口に入れても大丈夫と言っていますが色付ポリエステルはエコテックス認証のクラス1は通りません。いままではメインの製品は別素材でタグだけだったので通していたが、それだけで出来た製品だと通りません。舐めて死ぬということはありませんが、危ないと言われているものをあえて使う必要は無いと思います。

 

Q.
柔軟剤も身体に良くないと聞きましたがどうなんでしょうか?

池内:

界面活性剤は一般的に良くないと言われています。使ったからといって品質が良くなるわけではないのでうちでは使っていません。ただ、柔軟剤は使わないと縫製がしにくいという面があります。ぼくらは平気でミシンを通しますけど、柔軟剤を使った方が時間短縮できますし、安くできるという面はありますね。

新井:

昨年、インターワークス(染色・仕上げの工場)を見学しましたが染色や洗浄で使った排水は瀬戸内海に流せる基準に浄化してから流しています。汚れた水を浄化して出口付近では鯉が泳いでいて安全なことを確認しています。

池内:

瀬戸内海は排水基準が世界で一番厳しくて基本的には新しい排水設備を作らせないつもりで基準値ができています。琵琶湖の方が緩いくらいです。

環境にやさしいよと言っている大手染色グループがありますが、工場はどこにありますか?と聞くと本質がわかります。日本海側の基準が一番緩くて次に太平洋側、瀬戸内海に至ってはほとんど染色工場はありません。

Q.
何が転機で今の路線に向いたのでしょうか?

池内:

1999年にしまなみ海道ができて今治タオルを地元でも売って下さいという事になり、うちもやるからとオーガニック120を作りました。今治で売るだけなのでたいして(量が)売れるものではないのですが、タオルは量産しないとペイしないのでお客さんの前でなんですが、この際お客さんはどうでもいい。作り手の本当に作りたいものだけ作ろうとしたのが始まりです。

それが支持を集めてNYで賞をもらったのが小泉さんの施政方針演説で取り上げられて、更にニュースステーションと左うちわと思ってたら、うちのメインが自己破産してうちも民事再生になってしまいました。

その時にこっちを中心に民事再生を計画しました。作り手の理想型としているので安全性うたっていますが対流通には現金でしか売りません。また、タオル業界では3ヶ月ずつデザインチェンジが当たり前ですが、モデルチェンジをしませんと言っています。

デパートやお客様に直接売ることで複雑な流通を通さず今までやってきました。

新井:

タオル折りぐるみのワークショップに申し込んだんです。小学生相手のワークショップに40代の親父が横浜から折りに来るのはどう考えても怪しいですよね。怪しさを薄めようと夫婦で申し込んでいたんですが、急きょ妻が行けなくなったので僕一人で行きました。当然周りは警戒しますよね。

なぜこういうことをしているかと言うと、化けの皮をはがしたろと思っての事なんです。投資家というと相手が警戒するので一般人として会いに行きます。

このタオル折りぐるみですが、折るのは結構難しいんです。一生懸命やっていたのですがこの人は本物だなと思ったのは、タオルを止めるこの輪ゴムを自慢するんです。この輪ゴム1本で普通の輪ゴム1箱分の値段なんだと。赤ちゃんが口にいれても大丈夫なようにほ乳瓶の乳首と同じ素材で出来ているんです。

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池内:

輪ゴムのフェラーリです。

新井:

子ども向けに話してると本当の顔が出ます。そこから名刺交換して今があります。できるかぎりそうやって会社を観に行くようにしています。個人消費者向けはお店に、BtoCの場合は知り合いから紹介してもらうなどしています。

池内:

人の縁ですね。昨日も懇親会で何人からも聞かれたんですけど、どうやって鎌倉投信と知り合ったんですか?っていうのは今治市役所から頼まれた夏休みのワークショップだったんですよね。ところが広報に書き忘れて2週間前だというのに誰からも申し込みが来ないので慌てて池内さんのHPで告知して下さいとお願いされたんです。

そうしたら新井さんが来ました。

新井:

いい出会いというのはそういうものなんです。