いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

今回の日本株式急落を受けた運用会社のレポートを比較

8月24日に日本の株式市場はTOPIXが-5.86%、日経平均株価が-4.61%と大幅に下落しました。自分が投資している独立系運用会社からも緊急レポートが出ていましたのでまとめてみました。

レオス・キャピタルワークス(ひふみ投信・ひふみプラス)

レオス・キャピタルワークスでは8月24日の急激な基準価額の下落に対してレポートを出しました。過去のひふみアカデミーでも暴落を避ける事はできないし、むしろそうした局面では利益が出ている銘柄から売られるのでひふみ投信は一時的に大きくやられる。でも、そこからどうなるか立て直す事で市場平均より早く(これまでだと半年程度で)回復していたという話がありました。今回のレポートでもパニックになっている時こそよい企業を割安に買えるチャンスと見ているのが窺えます。

 「ひふみ投信」の8月24日の基準価額下落について

これまでと同様に、市場がパニックになっているときほどよい企業に驚くべき割安な価格で投資できるチャンスであるという考えには変わりはありません。ひふみ投信マザーフ ァンドには約100 億円の待機資金があります。このような資金をタイミング良く使いながら、守りながらふやす運用を貫いてまいります。

鎌倉投信

鎌倉投信では8月24日の基準価額が-3.5%となったことを受けて臨時でホームページにコメントを掲載しました。結い2101の運用は相場に合わせてどうこうするというものではありません。これまで通り投資先の銘柄が等しい比率になるよう割安な銘柄は買い、割高な銘柄は売ることになります。投資先の「いい会社」がしっかり業績をあげている中、割安感の出た銘柄をしっかり買っているようです。

 直近の「結い2101」の基準価額の推移について

当社の投資判断としては、
1 投資先の「いい会社」の業績は、2015年4-6期も順調に推移し、その傾向に大きな変化はないこと
2 「いい会社」の株価は、財務状況や業績に照らして魅力的な水準にあること

などから、市場参加者の不安心理に流されることなく、今までと同様の運用方針を継続しています。具体的には、8月21日(金)から本日8月24日(月)にかけて、株価が大きく値下がりした状況下で、「いい会社」の株式をしっかりと買うという投資行動を取りました。

コモンズ投信

コモンズ投信でもファンド毎に特別レポートを出しています。コモンズ30ファンドは組み入れ企業がこの局面をしっかり乗り切ってくれるだろうという企業の「質」に焦点を当てたものになっています。

 【特別レポート】8月24日の日本株市場と「コモンズ30ファンド」について

コモンズ 30 ファンドの組入銘柄の多くは、2008 年のリーマンショック、2011 年の東日本 大震災、2012 年の 70 円台に突入した円高を企業努力により乗り切り、筋肉質な体質になった、世界で勝負をする「強い企業」ばかりです。
コモンズ 30 ファンドの組入企業は、これまでの困難な局面を克服してきた経験値を今回も十分に発揮してくれると考えています。

ザ・2020ビジョンについてはこれまで通り中長期的に日本株式に強気(2018年に日経平均3万円程度)という見方は変えず、厳選投資を続けると書かれています。

 【特別レポート】8月24日「ザ・2020ビジョン」の基準価額下落について

今後も引き続き中長期的な視点で、定性評価(「変化し始めた企業」・「変化にチャレンジする企業」)及び定量評価(「株価が割安な企業」・「割高でない成長企業」)の観点から厳選投資を行います。引き続き、お客様の資産形成に貢献すべく、全力で運用を行います。

セゾン投信

セゾン投信でも基準価額の急激な下落についてレポートを出しています。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは投資方針が固定されているファンドですので想定通りリバランスを行っていくという内容、セゾン資産形成の達人ファンドについても短期的な市場の動向に左右されることなく投資を継続するというものでした。

 8 月 24 日(月)、25 日(火)の基準価額の下落について

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

債券ファンドがほぼ変わらずとなったものの、株式ファンドの下落と対ドルでの円高を受けて、基準価額は下落しました。株式市場の下落により組入れ比率の低下した株式ファンド購入し、相対的に組入れ比率が高まった債券ファンドを一部売却することでリバランスを行って参ります。

セゾン資産形成の達人ファンド

世界的な株式市場の下落を受けた投資先ファンドの下落と、対ドルでの円高を受けて、基準価額は下落しました。当ファンドでは、短期的な市場の動向に左右されることなく、長期的な視点で投資対象の価値を重視して株式投資を継続することが長期的な資産形成に資するものと考えておりますので、投資先ファンドを通じて株式への投資を継続して参ります。