いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

死ぬまで株式投資家でありたい/本日のスープ49皿目

『本日のスープ 〜株式投資をめぐる三重奏〜』 49皿目はrennyさんの寄稿です。 

死ぬまで株式投資家でありたい。

前回の まろさん の 「江戸時代のカセギとツトメ/本日のスープ48皿目」はいろいろと考えさせられました。結果、こんな風に書き出すことにしました。


「カセギ」と「ツトメ」


まろさんは企業のCSRという視点から「カセギ」[ツトメ」という枠組を示してくださったわけですが、これは何も企業やグループに限らず、個人でもあてはまるものと感じました。

20皿目 をご覧頂きたいのですが、私が投資、資産運用に取り組むキッカケは「子どもの学資形成を考えたこと」でした。シンプルに言えば「カセギ」が最優先でした。一円でも多く効率良く無理なく「カセグ」にはどうすれば良いか、が最大の関心事だったのです。そこで出会ったのが、リスク、コストを抑えたインデックス投資という手法でした。こうした手法を採用すること、さらに本業に勤しむことで、それなりに学資を積み上げることはできました。
その一方で、「成長する会社を選別して投資します」「『いい会社』に投資します」というファンドマネジャーにもお金を一部託してきました。
よくよく考えてみると、学資形成が「ツトメ」だったのですね。より正確には「子どもを明るく元気に生きていけるように育てること」という「ツトメ」の一部なのでした。この「ツトメ」はまだまだこれからも続きます。

さて、10年かけて上記のような過程を経た結果、今現在、私自身が「ツトメ」としたいことが、さらに一つ、見つかりつつあるような気がしています、投資家として。

死ぬまで株式投資家であり続けること。
株式投資を通じて、少しでも良い方向に何かを動かそうとすること。
そんな考え方を共有できる人たちとの関係性を広げること、深めること。

「ツトメ」を果たせば、そのご褒美として「カセギ」がやって来る、個人にとっても、会社にとっても、社会にとってもそんな世の中がドンドン近づいているのではないでしょうか。そんな未来を想像しています。

 


【バックナンバー】