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"いい投資"探検日誌 from 新所沢

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています

投信会社の協調ってどう?/本日のスープ 34皿目

本日のスープ

本日のスープ34皿目はrennyさんの寄稿です。 


前々回 のm@さん、 


前回 の まろさん、

お二人が公募投資信託の可能性についてコメントしてくださいました。

m@さんはこんなことをおっしゃっています。

投資をするのは値上がり益が目的というのはある意味当然だと思うのですが、その値上がり益はどこから生まれて来たの?とその背景にある企業の成長を意識できるような投信があると投信に投資していたとしても株主として役に立つことができたという気持ちになると思います。

私も同じように思います。若く、小さい会社が日本、いや、世界を代表する企業に成長することが出来る過程で、投資信託を通じてでも、その関係者でいられたら、それはステキなことだと思います。そんなこと、投資信託でありえるの?と疑問をお持ちになる方もいらっしゃるでしょう。私は「ありえる」そう思っています。なぜなら、公募投資信託はその期限を無期限にすることができるからです。
もちろん、課題というか限界というか、そういうものもあります。一つの投信が一つの投資先に対して持てるシェアはそれほど高くはならないことが普通です。投資先への影響力が限定的になるということです。でも、ここにもブレイクスルーの可能性はあると思います。

投信会社同士の協調です。

一つの会社に、複数の投信会社が投資していることはごく普通のことだと思います。その投信会社同士の哲学、理念、方針に相通ずるところがあり、その投資先に対する評価に近いところがあれば、モニタリング等において協調する、というアイデアです。こうしたアイデアが具体化すると、投資されている会社も投信会社のことを意識せざるを得なくなる、という面が出て来るのではないでしょうか。スチュワードシップ・コードに実効性アップも期待できると考えます。

投信会社の協調、まろさんの御指摘のポイントでも可能性あり、と思いました。

まろさんは、若い、小さい会社が飛躍するために避けて通れない課題は「優秀な人材の確保」と御指摘されました。それを受けて、こんな風におっしゃっています。

運用会社は企業と投資家の間の「お金」を仲介するだけではなく、企業と社会の間の「情報」はもちろん「人」や「心」をつなぐ役割もあると認識して欲しい。

投資信託のリターンの源は、そこに組み入れられた会社の業績です。それを生み出すのはその会社の事業であり、それに携わる人たちです。ですから、投信会社、運用会社は投資先についてもっと、もっと積極的に発信して欲しい。しかし、「そんなに長期で保有するつもりないもん!」ということもあるでしょうし、こうした発信をしてしまうと運用の自由度が損なわれるということもあるでしょうから、こうした発信は行なわない、という考えが、投信会社、運用会社の圧倒的多数を占めていることでしょう。そのような状況の中でも、「こんな会社に投資しているんだ!この会社のここを評価しているぞ。もっと沢山の人に知って欲しい」という発信に積極的に取り組む投信会社は現れています。まだまだ圧倒的少数派です。だからこそ、ここでも協調です。

投資している会社について積極的に発信していく、そんなポリシーを持った投信会社同士が協調するのです。たとえば、投資先を招いてのイベントを共催するとか、協働でレポートを発信するとか、いろいろ可能性はあります。


投信会社の協調が投資信託の可能性を拡げてくれるのではないか、と考えたのですが、如何でしょうか。

renny