"いい投資"探検日誌 from 新所沢

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています

鎌倉投信受益者総会(2014)レポート(2)鎌田社長開演挨拶

9月27日に開催された受益者総会のレポートです。
今回は全体的にスケジュールに余裕が出来た事もあり、鎌田さんの挨拶もたっぷりと20分間。スティーブ・ジョブズばりに壇上を移動しながらこれまでの振り返りとこれから先へ向けた決意を話されました。

鎌倉投信に出資されたある人から言われた「最初の志を曲げない事」「最後までやりきる事」という言葉を紹介されていましたが、これは会場に集まった800人の受益者に対する揺るぎない決意の表明でもあったと思います。

「結い2101」第5回受益者総会

日時:2014年9月27日(土) 10:00〜17:00
場所:大さん橋ホール

開演挨拶 鎌田恭幸氏(鎌倉投信株式会社 代表取締役社長)

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つなげる金融

今回は5回目の受益者総会になります。いつも新井が運用報告をしていますが、私もたまには話したいということで今日は鎌倉投信の歩みについて振り返りたいと思います。

「結い2101」という公募の投資信託には「結い」という共に何かを創造する、結びつけるという意味と「2101」つまり22世紀に向けてという想いが込められています。世の中は株価の鞘抜きをするのが投資だという考えが圧倒的ですが、我々は売り抜くのではなく育てる投資をしています。

いい会社を探し、いい会社がいい会社であり続ける限りともに育つのが私たちの投資です。いい会社とは本業を通じてその会社に関わる人を幸せにしたいと考えている会社であり、大きな会社は本当の意味でいい会社か?どうか考えてみる必要があります。

お客様、関係会社、社員、社員の家族、株主。様々なステークホルダーがいずれもあの会社はいい会社だよねと言う会社がいい会社です。いい会社をふやしましょう。

鎌倉投信の社屋は築85年くらいの日本家屋です。最初は長らく人が住んでいなかったのでボロボロで、リスやアライグマが住んでいるような状態だったのですが、皆さんには出て行ってもらいました。今では受益者の皆さんや社長、大学生や企業か、地元の人、子供会などで人が集まる場になりました。

そういった一つの場をつくるというのは鎌倉投信の価値観です。鎌倉投信の設立時、3つのわを育む場をつくろうと考えました。人と人とが金融というものをつなげる場、蓄えてきた富を次の世代に、世代と世代をつないでいくんだという事なのですが、そんなに大きなことはできないので小さなことを積み上げています。

これまでの歩み

お客様の数は順調に増えてきました。最初は267名でスタートしましたが今現在は8,119名にまでなりました。預かり資産は3億円だったのが今は111億円です。最初は3年で100億円を目指すと言っていましたが4年かかりました。でも、名も無い時から支えて下さった受益者の皆さんのおかげです。

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これまでを振り返ると東日本大震災の時の出来事が印象に残っています。2011年3月11日。マーケットが2日で20%も下落しました。日本全体で100兆円も遠ざかったのです。多くのファンドでは慌てて売ろうという動きがありましたが、結い2101は全く逆で、こういう時だから応援する、頑張ってもらわないと、と祈りにも似たお金を多くの方が投資して下さいました。

今から見てもこの時は圧倒的に入金件数が多かったのです。儲けようという動きではなく、何かしたいんだという祈りにも近いお金をお預かりして、この事業をしていて良かったなと思いました。ゆめ疎かな使い方はできないと肝に銘じています。

運用責任者の新井はお客様の財産を減らさない、その一点について非常に真摯にやっています。彼が今日どんな話をするかわかりませんが全てのお客様を幸せにしたい、それは資産を減らさない事。絶対はないが最大限の努力をするのがプロなんだといつも話しています。

運用商品のパフォーマンスは運用者の力量だけではありまえん。お客様が支えてくれると結果的にパフォーマンスもよくなります。

結い2101は第三者機関からも評価をいただいており、個人のお客様が中心ですが法人、プロにも投資いただいています。創業当時、多くの同業者から「そんな甘いことを言っていたらパフォーマンスは出せないよ」と言われましたが何も言いませんでした。

黙って結果を示そうと、新井はやってくれると確信していました。

運用開始から4年半がたって次の5年を迎えようとしています。投資家の皆さんの資産形成と社会の持続についてこれからも一歩一歩積み上げたいと思います。

 

50年、100年続く鎌倉投信へ

「鎌倉投信って小さいよね。新井さん一人で大丈夫?」と言われます。運用体制の拡充は我々の課題だと認識していて新しくファンドマネージャーになる稲葉を紹介します。

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彼は勇気を持って鎌倉投信で働きたいと来てくれました。

まごころで感じる価値を皆さんにお伝えする場として受益者総会がありますが、受益者も日本全国にいるので完全には出来ていません。ホームページもスマホ対応を含めたリニューアルを年内に行う予定です。皆さんにお伝えする事に関しても少しずつ改善していきます。

今日の受益者総会にあたり、社員は1年前から準備を進めてきてくれました。心から感謝しています。また、今年は2人新卒を採用しました。社員数10名の会社で2名が新卒というのは多いと思いますが、人をゼロから育てられる会社になろう、金融のプロとして育てようという事で日々努力しています。

新入社員の上林と斉藤についても皆さんと共に成長していければと思います。彼らは新井が横浜国立大学で講義していた社会的起業論の受講生で、うちに来たいというので共にやろうという事になりました。

会社の利益と社会貢献のバランスという意味では鎌倉投信はまだ利益が出ていません。
もう少しで月間黒字に手が届こうかというところで今年度は赤字ですが、今年度中に月間黒字、来年度は通期での黒字、平成30年度には累積黒字を目指しています。50年、100年続く会社にしたいと思います。

 

「最初の志を曲げない事」「最後までやりきる事」

最初の受益者総会は鎌倉の生涯学習センターで開催され130人の方に来ていただきました。その後建長寺で2回、昨年は京都、そして今年は横浜の大さん橋ホールでの開催になりました。

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1,000人規模だと鎌倉で開催する場所がないため色々と探しながらやっています。
今年はテーマとして「人もイキイキ、会社もイキイキ」という事ですが、社長や経営者などトップにフォーカスを当てるのが半分、残りの半分はもっと普通の人にフォーカスし、一般社員が自分の会社をどのように考えているか話してくれる場としました。

全ての事柄はたった一人の想いから始まります。
極めて平凡な人が始めた私たちもちょっとずつ周りに伝播して大きくなっています。
平凡なことをあきらめずに徹底的にやっていく事が大切です。

鎌倉投信では設立の主旨に賛同いただいた個人に出資しただいていますが、その方々には「事業計画書や配当については話をしません。そこに志があるのか?正しいのか?鎌田恭幸はやり遂げるのか?それしか見ません。」と言われています。
また、ある方が出資にあたって条件が2つあるとおっしゃいました。
「最初の志を曲げないこと」「最後までやりきること」
涙が出るほど嬉しかった言葉です。絶対にあきらめず成功させたいと思います。

 

今日出来る事はたくさんあります

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会場後方のブースに企業や活動している人達が来ていますが、投資先以外でも応援している団体、人を紹介します。皆さんの入場ストラップは就労支援施設のモリスさんに今年も作っていただきました。

テラ・ルネッサンスは少年兵の自立支援をしているNPOです。鎌倉投信も使っているエコ名刺を作っている日新堂印刷。また、日新堂印刷も売り上げの1%を寄付しているパタゴニアの1% for Planet。

鎌倉投信のブースで皆さんにお配りしている手帳はこれまで北海道の山内ビニールさんが寄付してくださっていました。今回は鎌倉投信が自前で予算化できましたので皆さんにお手にとっていただきたいと思います。

障碍者が焼いているスワンベーカリーのパンも販売しています。

今日出来る事はたくさんあります。
結い2101を積立投資をしている人はたくさんおられますが、積立をしているとスポットで買えないと思っている人がおられます。積立をしていても結い2101はいつでも買う事ができます(笑)

 

【鎌倉投信受益者総会2014レポート】

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