いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ [著]近藤由美

私が寄付を実践している例として取材を受けた寄付の本が発売になりました。著者の近藤さんから献本いただきましたので内容を紹介します。 近藤さん、ありがとうございます!

世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ

世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ

 

日本には寄付文化がないというのはよく言われることですが、実は奈良の大仏や大阪の橋、治水工事など日本でも寄付によって世の中のためになることをしてきた歴史があります。そこまで大きな話でなくても困った時はお互い様の精神で行われていた頼母子講などの地域に密着した相互扶助の仕組みなどもありました。

この本の2章には普通の人が寄付をしている実例が紹介されていますが、どの人も自分にとって無理のない範囲で出来ることを楽しんでやっています。どんなにいい事であっても苦痛を伴うものであれば長く続けることはできませんし、そこは無理せず自分にとって心地いいところで寄付をすればいいと思います。

また、寄付といってもお金を出すだけでなく家に眠っている衣服や本、CD、書き損じハガキなども立派な寄付になります。自分にとって使わなくなったものでも他の人の役に立つことができるのです。さらにはインターネット上のクリック募金のようになにかモノを提供しなくても寄付できてしまう仕組みもあります。

そうはいっても、どんなところに寄付すればいいのかわからないという人も多いと思いますが世の中にはNPOを評価している機関などもあり、活動が適正に行われているのかチェックもされています。そういった情報を調べながら、自分がこういう活動だったら応援したいなと思う団体に実際に寄付をしてみるといいと思います。

寄付をするという事は自分のお金を税金のように国や地方自治体に好きに使われるのではなく、こういう事に使って欲しいんだという意思表示をすることです。それは銀行に預金して銀行がどこかの企業に融資したり国債を買ったりする間接金融ではなく、自分で選んだ会社に投資をする直接金融に通じる考え方でもあります。

税金と違い、自分が寄付したお金がどんな風に使われてどんなインパクトがあったのかはレポートを通じて知ることができます。自分が共感できる団体を探して、応援として少額でもいいので寄付をしてみて欲しいと思います。

きっと、寄付を通じて誰かに幸せが訪れたことによって幸せな気分になっている自分に気がつくと思います。

enjoy!

追記

Kindle版も発売されました。

世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ

世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ