"いい投資"探検日誌 from 新所沢

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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013/Live:投信を使いこなそう!が無事終わりました

12月19日(木)に神田にあるエッサム神田 こだまホールで「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013/Live:投信を使いこなそう!」が開催されました。

年末で忙しい&雨が降る中たくさんの方にお越しいただき本当にありがとうございました。今年は運営委員の一員としてイベントのお手伝いをさせていただきましたが一回目としてはまず無事に終わってほっとしています。

もちろん、まだまだ運営的に至らない点も多々ありましたし来年は今年以上に盛り上がるように今年の経験を生かして頑張りたいと思います。

ということで投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013の結果を振り返ります。

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バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

 2012年1位 2011年6位 2010年3位 2009年1位

 今年の1位は昨年に引き続きVTでした。全世界の大型、中型、小型までこれ一本でカバーできるということ、圧倒的な低コストという事が投信ブロガーに広く支持されました。マネックス証券で米国株の特定口座対応も始まりましたし、これからも末永く支持を集めるファンドだと思います。表彰式の最後に加藤社長が12月末で退任されるという事で花束の贈呈を行いました。今まで本当にお疲れ様でした!

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第二位 ニッセイ日経225インデックスファンド

 2012年7位 2011年5位

 今年の第二位には日本株アセットで圧倒的な低コストのこのファンドが選ばれました。ニッセイアセットがDC向け投信の一般販売を拡大したことによりニッセイアセットへの応援の票もあったと思います。あとはアベノミクスで日本株が好調だったのも後押ししたのかもしれませんね。今年は残念ながらニッセイアセットの方は表彰式にお見えになりませんでしたが、来年も3位入賞した際には是非足を運んでいただきたいと思います。(ランキング次第ですがクリスマスの約束の初回のような事になると・・・)

 

第三位 結い2101

 2012年4位 2011年2位 2010年10位

 三位には根強いファンのいる結い2101が選ばれました。投票人数では1位のVTとも1名差でした。決してリターンが高いわけではありませんが、どういった投資哲学でどういったパフォーマンスを目指すのかを丁寧に説明した結果、それに納得した投資家が支持しているのがこのファンドの特徴です。100年後に残したい「いい会社」に投資するという強烈な個性としっかりとそれを続けている姿勢が評価されました。

 

第四位 外国株式インデックスe

 2012年2位 2011年1位 2010年5位

 4位には2011年に1位だった外国株式インデックスeが選ばれました。先進国株式に低コストで投資できる公募投信という使いやすさが評価されました。三井住友トラストアセット・マネジメントでは9位にもSMTグローバル株式インデックスという同じ商品性を持つファンドがランクインしています。ファンド統合してコストが下がったりするとまた1位に返り咲きなんてことがあるかもしれません。

 

第五位 ひふみ投信

 2012年5位 2011年4位 2010年ランク外 2009年9位

 5位のひふみ投信も根強い支持を集めているファンドです。運用成績もさることながら毎月行っている運用報告会や毎月2回発行される月次レポートで今何を考えて投資しているのか丁寧に説明をしていることでアクティブファンドでありながら透明性の高い点が評価されました。また、5年以上保有し続けられると受けられる資産形成応援団が開始されたことも評価を受けています。ちなみに21位に外販向けのひふみプラスがランクインしていて同じ商品性でも票が割れたのは4位の外国株式インデックスeと同様です。

 

第六位 <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド

 初登場

 6位にはJリートインデックスファンドが初登場です。リートが10位以内に入ってきたのも初めてですね。某運用会社がノーロードオープンというのを商標登録していることへの当てつけのようなファンド名ですがこういうのが名前にあるだけで売れ行きも変わるんでしょうね。こちらもまた圧倒的な低コストなファンドという事で支持を集めました。

 

第七位 EXE-iグローバル中小型株式ファンド

 初登場

 7位にはこれまた初登場のグローバル中小型ファンドです。こういうマニアックな商品は新しく作ってもある程度の運用資産になるまでは運用も難しいですし、ETFのファンド・オブ・ファンズで組成してくれるとコストが抑えられて質も担保できていいと思います。基本アセットについては低コスト化がだいぶ進んできましたが、こういったスパイスの効いた(かといって奇をてらわない)商品も個人投資家は求めています。VTも中小型株をカバーするようになった昨年、トップに返り咲きましたしね。

 

第八位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

 2012年ランク外  2011年8位 2010年7位 2009年6位 2008年3位 2007年1位

 8位には初代投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearのセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが昨年のランク外からカムバックしてきました。メンテナンスフリーで世界中にバランス良く投資できる点が評価されました。初心者に最適という声も。セゾン投信の中野社長も毎年ランクが落ちている点を気にしていたので喜んでいると思います。

 

第九位 SMT グローバル株式インデックス

 2012年6位 2011年9位 2010年1位 2009年3位 2008年1位

 低コストなインデックスファンドシリーズの先駆けとなったSMTインデックスシリーズからはグローバル株式インデックスが9位にランクイン。2010年にはコスト低減で1位に返り咲きましたがその後は外国株式インデックスeに遅れをとりぎみです。信託財産留保額が設定されているところと実際のところリターンでも若干劣るところがこの差につながったのでしょうか。

 

第十位 eMAXIS 新興国株式

 2012年3位 2011年3位 2010年2位 2009年2位

 ブロガーミーティングを開催したりtwitterを使ったり、ゲームを開催したりと個人投資家としっかり向き合ってきたeMAXISの人気ファンドでしたが今年はついに10位まで下がってしまいました。ちなみに11位の「iシェアーズ エマージング株ETF」 (1582) とは同ポイントでしたが投票人数でこちらが10位になりました。VWOが16位だったりと今年は全般的にエマージング株のファンドは人気がありませんでしたね。

 

【総評】

投資信託のアワードはモーニングスターやリッパー、R&Iなどがやっていてそれぞれに特徴がありますが、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearの場合は投信ブロガーがそれぞれの想いでいいと思える商品に投票しています。

低コストなインデックスファンドやどうやって運用しているのか丁寧に説明されているアクティブファンドが上位に入る傾向にあり、運用成績だけではない別のところに価値を見いだしていると思います。実際選定理由を見てもリターンが高かったからというのはあまり見られません。

アクティブファンドの場合はいつ劣化するかわかりにくい面がありますので、何を考えて投資しているのか開示してくれると見切りをつける際にもいい判断材料になります。

トークセッションでも話しましたが、誰がどんなことを考えて運用しているのか月次報告などで積極的に開示して欲しいと思います。市況+上がった銘柄、下がった銘柄というのは本当にそれでお金を払っているお客様への報告として恥ずかしくないものですか?という気持ちがあります。

たくさんファンドがあるので定型化して効率化を図りたいという経営上の気持ちもわかりますが、それって心の入っていないファンドを量産しているだけで本末転倒だと思うし、お客様である投資家に対して失礼だと思うんですよね。NISA向けにやたらと新ファンドを設定していますがその辺りも運用会社は考えて欲しいと思います。

投資家としても家電製品を買うときなどはメーカーのHPなどで製品についてチェックした後にどこが安いか販売会社を調べたりするように投資信託についてもメーカーにあたる運用会社にもっと注目して欲しいと思います。

 また、このアワードの他の特徴としては販売会社が少ない事についてはあまり気にされていない傾向があります。ネット証券で買える=買いやすい、もしくは直販のみでも構わないという点はこれから投資を始めようと考えている人にとってはハードルに感じるかもしれません。

私も最初はそうでしたがこれまで銀行預金だけだった人は証券会社に口座を開くの怖がるんですよね。証券会社=お金持ちが行くところってイメージもあるようですし。

でも、お金のない普通の市民投資家が長期で資産形成しようとしている中でこれはいいと思ったファンドを選んでいますので、そこはなんとか一歩を踏み出して欲しいなと思います。ネット証券や直販投信会社に口座を開いても勧誘の電話とかかかってきませんから。(あるネット証券は社風でもあるメールがたくさん来ますが・・・)

基本的に上位5位に入ったファンドは近年固定化してきていて、今年の上位5位までは2011年の6位、5位、2位、1位、4位、2012年の1位、7位、4位、2位、5位のファンド達です。今年初登場で6位に入ったJリートや7位のグローバル中小型株といったファンドが新勢力として更に上位へ躍進できるのかについても来年は注目ですね。