いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

ひふみ投信第五期運用報告会に行ってきました

11月2日(土)にレオス・キャピタルワークスで開催されたひふみ投信第五期運用報告会の午前の部に行ってきました。

昨年は藤野さんがコシダカホールディングスについて熱弁を振るっていたり、かなり力が入っているなと感じましたが、今年は個別銘柄というよりも運用部のメンバーの紹介があったりひふみ投信の特徴についての話が中心でした。

運用報告会の参加者も申し込みベースで午前、午後とも100名という事でかなり活況でした。二回に分けたことで昨年のようにぎゅうぎゅうという感じではなくなり、ゆったりとお話を聞くことができました。

R&Iファンド大賞を目指す理由として、お客様にひふみ投信を選んでお目が高いと思ってもらえるように心と懐を豊かにしたいと話していたのが印象的だったのと、ひふみ投信は下げに強いのではなく、下げてからの回復力があるというのは言われてみるとその通りだなと思いました。

岩田社長挨拶

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皆さんにこうしてお会いするのは昨年の報告会以来になります。ひふみ投信はR&Iから二年連続で表彰されたことをうれしく思っています。

こうして皆さんの前に顔を出せるのもいい運用成績があってこそ。運用成績については後ほど藤野から報告がありますが、皆さんには昨年から運用部が7名の精鋭でがんばっている事を知っていただきたいと思います。

藤野が忙しく駆けずり回っている中で日頃会社にいなくても頑張っている運用部のメンバーがいたからこそ、この成績が残せたと思っています。運用部の力は昨年と比較してもアップしています。

なかなか顔をお見せできないところもあるかもしれませんが、懇親会で運用部のメンバーにも声をかけて欲しいと思います。

ひふみ投信マザーファンドは150億円まで残高がふえてきました。この事についても皆さんにお礼を申し上げます。

来年の報告会にまた明るく元気にお目にかかれるようにすることをお約束するとともにご出席いただいたことに御礼申し上げます。

注意 :以下はネタバレを含みます

1.ファンドの概況

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純資産は90.64億円、昨年対比で350%となりました。口座数は7,814口座と昨年対比で198%です。積み立て比率は63.4%と昨年対比で0.23%増となりました。

定期定額購入と呼ばれる積み立てを約63%が利用しているというのは業界的に見ても高い比率です。「ためながらふやす」のがひふみ投信のコンセプトですが、それが実現できているのではないかと思います。

もちろんスポット型購入も重要ですが、一方で投資信託とはお金がないとできないと思っている人も多くいます。私の知り合いでも藤野さんのファンドはいいんだけど、今お金がないからためてから預けますねと言われることが多くあります。そこで私はひふみ投信はお金がない君こそがお客様なんだよと話しています。

これが従来の投資信託と違うところです。お金を持っている方も重要なお客様ですが、これから資産形成する世代にとってもいい投信であること。老後資金をためていくために「ためるだけでなくふやしていく」ことが大切と提案しています。

そうした意味で昨年よりも少し積み立て比率が増えたのはうれしいです。

第五期の実質コストは1.521%でした。

  1.521%=今期費用(264円)/(期中基準価額(13,415+21,287)/2)*100

今期は市況が大きく動く中で全体で売買代金が増えたことにより売買手数料が大きな割合を占めています。

配当収益は約8500万円、売買益は約19.8億円でした。これは一万口あたり4,843円に相当します。分配金は第五期も0円でした。

 モーニングスターによる評価では一年リターンは40位と平凡ですがリスクは5位になっています。これはどきどきしない、守りながらふやすひふみ投信の特徴です。

さらに1年(18.58)より3年(16.17)、5年(15.33)とリスクが年々小さくなっていますが、平均リターンは相対的に高くなっています。(40位→22位→9位)

リターンをリスクで割って求めるシャープレシオについても3年で1.49は4位、5年で1.06は2位です。一般的にシャープレシオは1を越えていると優れていると言われていますがひふみ投信は5年でも1.06でした。

 R&Iファンド大賞をひふみ投信は二年連続で受賞しました。2012年は最優秀ファンド賞、2013年は優秀ファンド賞です。日本株ファンド1000本の中で1位、2013年は2位でした。今年は残念でしたが、毎回1位をとろうと気持ちは頑張って他の仲間と日々研鑽しています。

R&Iファンド大賞はどうやってきまっているのか?というと3年間のシャープレシオで決めています。そのため、恣意性が少ない賞と言えます。

2014年もファンド大賞を取りたいと思っていて、自分でも計算しているまが今のところほぼトップにつけています。ただ、決まるのは3月末なので今後どうなるかわかりませんが、なんとか取りたいと思います。

なぜこだわるのか?というと自分たちが優秀だという事はみなさんが優秀だったということになるからです。ひふみ投信を選んだことはお客様が目が高かったことにもなるので、皆さんをチャンピオンにして心と懐を豊かにしたいと思っています。

ひふみ投信への資金流入は60ヶ月連続継続中です。 お金をみなさんに毎月入れていただいていることで成績が出ているという背景もあります。

世の中の95%の投資信託は最初の数ヶ月しか流入がありません。それは証券会社が回転売買をしているためです。一つの商品をじっくり成長させるというケースがないのです。

みなさんがファンドマネージャーだとして4ヶ月目から流出するファンドでやる気は出るでしょうか?また、きちんと投資できるでしょうか?どんどん資金が出て行くファンドを運用するのは困難をともないます。

ひふみ投信は新しく資金が入ってくるので持ってる株を買い増したり、新しい銘柄を追加したりといったことが常にできます。

こういった好循環の積み重ねがお客様に支えられて成果に現れています。

2.第五期の運用について

設定来は+113%で配当込みTOPIX(+22%)を+91%上回りましたが第五期は+58%で配当込みTOPIX(+65%)を下回りました。第五期はアベノミクス相場による影響が大きく出ました。

誤解されているのですが、ひふみ投信は残念ながら下がらないファンドではありません。5.23ショックや東日本大震災を予測して下がるのを避けられるか?というとそれはできません。

これからもクラッシュを事前に防げることはないです。ひょっとしたら結果としてあるかもしれませんが、その時並に下がります。でも、その後なんとかします。

リーマンショックの時も20%近く下がりましたがその後なんとかしました。TOPIXは2012年11月にリーマンショック前の水準を回復しましたが、ひふみ投信はリーマンショックの半年後くらいには回復していました。

東日本大震災の時も日経平均は13,000から11,000くらいに下がりました。その後、ひふみ投信は2011年7月くらいに挽回しています。ギリシアショックや523ショックも半年くらいで回復しています。

南海トラフ地震など未来の悪い材料はオカルト的能力も持っていないので予測できません。ただ、起きたことに対して真剣に分析して割安なもの割高なものを素早く評価できることがブティック型運用会社の強みです。

完全に下げをカバーしきれないものの、起きた後の対応力は他よりも良かったしこれからも強いだろうと思います。

5.23ショックの時に多くのお客様から電話やメールなどで「プロだろう、なぜ避けられないんだ?」と叱られました。

確かにクラッシュはうれしくないことです。でも、信じてほしいと思います。下がった時のどん底で解約されるのが残念でなりません。もう少しまてばなんとかできたのに、マイナスを抱えて解約してしまうのは悔しい結果だと思います。

第五期は7%ほど配当込みTOPIXに負けましたが、10月20日くらいになると逆転しています。下げてからの反発力はあるので5.23ショック後の回復力は他よりもあったのではと思います。

第五期は前半大きく負けました。特に、アベノミクス相場が始まってからの1ヶ月半くらいが大きく劣後しました。それは大型株相場にポートフォリオに切り替えるのに時間がかかったためです。大きな上昇相場がくるのでTOPIX並に上がればいいだろうと。TOPIXがフラットになった時にひふみ投信らしいポートフォリオに戻せばいいのではと判断しました。

後半は予想通りの展開となりました。

3.運用部の紹介

藤野英人 CIO最高投資責任者 調査・運用経験23年

野村投資顧問(野村アセット)に入社し、ジャーディン・フレミング投信(現JPモルガンAM)ではJFザ・ジャパンの運用や、JPM・E-フロンティア・オープンを立ち上げました。これらのファンドは今なお強敵ですが、そこの運用チームにもいました。2003年にレオス・キャピタルワークスを創業し、10年になります。外向けの営業や調査を行っています。

湯浅光裕 運用部長シニア・ファンドマネージャー 調査・運用経験23年 レオス運用部インタビュー

2003年のレオス創業メンバーの一人です。1990年ロスチャイルドAMに入社し、中小型などで23年の運用経験を持っています。私が外向きなら湯浅は内向きの業務を行っています。

渡邊庄太 シニア・アナリスト/ファンドマネージャー 調査・運用経験16年

1997年大和証券投資信託委託に入社しアナリスト、ファンドマネージャーとして日本株運用を担当。2006年レオス入社。

八尾尚志 シニア・アナリスト 調査・運用経験7年 レオス運用部インタビュー

1990年和光証券(現みずほ証券)に入社し、三菱証券(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)を経て2004年オプティマル・ファンド・マネジメントにてアナリスト業務を担当。2013年レオス入社。

蛭田純 シニア・アナリスト 調査・運用経験1年

2008年イギリスの大学院を卒業後、外資系調査会社に入社。2012年レオス入社。

栗岡大介 シニア・アナリスト レオス運用部インタビュー

ニューヨークの高校と大学を卒業しているので興奮すると英語で話す上司としては使いにくい人(笑)2013年に岡三証券から転職しましたがレオスの担当営業でした。

片山晃 シニア・アナリスト レオス運用部インタビュー

2006年専業投資家として運用開始。2013年レオス入社。専業投資家から機関投資家に転身。専業投資家からプロになる道筋をつくる第一号。

4.今後の運用

つみたて投資の威力

長く投資するうさぎとかめのかめのようなもの。

ひふみ投信とは「猫」

  独立・自由・機動力

猫型ファンドとしてさらにこれからのテーマに

  猫の目、猫の手、猫の額

猫の目:スピードが早い

 オプト、GMOペイメント、ソフトバンクなど

猫の手:猫の手も借りたいということでアウトソーシング

最近、驚いたことがあります。草食投資隊として三人で長期投資のすばらしさを全国で話していますが、先日神保町のロイヤルホストで朝食ミーティングをしていた時についにきた!という出来事がありました。

朝、7時半にウエイトレスが今はコーヒーしか出せませんと言うのです。どうしたの?と聞くと実は厨房の調理人が誰も来ていないんです。3名くる予定が全員遅刻していたのです。

こうした事はいつかくるだろうと思っていました。会社も一人は遅刻しても大丈夫なようにしているんでしょうけれども、3名ともというのは想定外の出来事だったと思います。しかし、これからはこういった想定外のことがたくさん起こると思います。

なぜか?若い人の勤労感がこわれてるというのもあるが、ブルーワーカーの需要が逼迫しているから。時給1,000円そこそこで人を集めるのが難しくなっている。復興需要に対してなり手がいないため、東日本でとびが集まらないのです。

元々、とびのような高所作業の人口が減っている中で給料が安いため、どうせならコンビニの方が環境が良くて楽なのです。

他にもトラック野郎と呼ばれた人が30〜40代でトラックを派手にデコレーションしていました。それから時代が流れて今は大型トラックの免許取得者が減っています。きついからやりたくない。ニートの方が楽という事になり、家族もあぶないなら家でご飯食べてたら?という流れに。そもそも少子高齢化という中で。

長時間労働は悪という社会的イメージも出てきました。ワタミが下方修正しましたが、ブラック企業だからという印象によりアルバイトがさがしにくいという影響もあったのではないでしょうか。

マクドナルドで高校生アルバイトがいなくなりました。いまだと60歳くらいの人がスマイル0円をやっています。そもそも若い人が応募してこないというのもありますが、応募があったとしても60代をとるそうです。なぜなら60代は遅刻しないのでちゃんとシフトをくめるから。

人手を集めるのが大変な世の中になっています。eコマースでヤフーや楽天、Amazonで買い物をして実店舗で買わなくなる人が増えました。

ネットで購入するようになると、家まで運んでくれるので楽にはなったがそれを運ぶ人がたくさん必要になりました。トラックの運転手だけでなく物流には倉庫機能などもあります。そういったところで働く人をどう集めるか?

派遣、請負、アルバイトの賃金上昇が起きつつあります。このコストアップをどう価格に転嫁するか、いいインフレかどうかはおいておいて。

恩恵をうけるのがアウトソーシングの会社です。建設機器のリース会社では稼働率があがるといった影響も出ています。

猫の額:ニッチ

共立メンテナンスは会社の寮の運営の他にドーミーインホテルも運営しています。

普段ロイネットホテルを使っていますが、安くてきれいでどこでも同じような間取りというのは年間120日くらい出張している身としてはありがたい。同じホテルに泊まっていると場所の土地勘もつくしポイントがたまります。

こうしたホテルは1年前は1ヶ月前でも簡単に予約できましたが今はいっぱいです。札幌のホテルも1年前は4500円からだったのが7000円になり、2ヶ月前にすでに満室に。アベノミクス効果は出ています。

テレビはアベノミクスの効果がないと報道していますが、そういう画を撮ろうとしているからであって信じられません。

経済は流れてビジネスは始まっています。ドーミーインはロイネットよりカバーしている地域が広いためロイネットホテルの次の選択肢として使っていますが、やはり予約とりにくくなっています。

一つには外国人が増えているというのもあります。新幹線、飛行機に乗るとわかりますが円安になったのとオリンピックが決まったことで日本に対する注目が集まりました。

また、一回日本に行ってみると清潔、安心、安全で食事がおいしいという事でファンになる人がたくさんいて、長野の松本の縄手通りなんかは外国人がいっぱいいます。

そういった外国人が安くて清潔でバリューがあるところとしてドーミーインに宿泊しています。伸びる理由のあるニッチな会社に注目しています。

アベノミクスで株価があがったのはラッキーが重なったという面もあると思います。

2014年はあまり株価は上がらないかもしれないけれども、その中でも成長している会社はあります。不安材料は山ほどありますが、すばらしい材料も山ほどあります。

日経平均14,000円のボックス圏が続くのではと見ています。瞬間的には12,000円や17,000円もあるかもしれないけれども、よほど活発にならないと持続しないのではないかと思います。

運用部メンバーから一言

栗岡:

3月に入社してこれまで株を売る立場でしたが、アイデアばっかりわいて調査をあまりしませんでした。実際に入社してアイデアだけではだめだと実感して新しい仕事のスタイルに臨んでいます。

経営者に毎日会うことにより、これまで日本は失われた20年と言われた雲にさえぎられていた感がありましたがアベノミクスやオリンピックで前向きに光がさしたのではないかと感じています。

ニッチなところをコツコツ調べていこうと大部分の人に伸びないよねっていわれている業界は寡占化が進んでいます。そういった業界をみつけてシェアをあげていく会社をみつけていこうとしています。

人を確保できているのかと教育について注目していて、日本は人しかいない国なのでどういうリーダーがいい企業環境をつくっていくのか見ています。

蛭田:

昨年9月に入社しましたがマーケットは好調だった反面、アナリストとしては苦しい時期でした。ひふみ投信第五期の前半は特にそうでした。

お客様からも銘柄選択が難しくなっているのでは?と聞かれましたがまさにその状況でした。狙っている割安銘柄がどんどん無くなっていき、分析している途中に上がってしまうことも少なからずありました。

6月以降はマーケットに合わせてシフトしていますが円安でも下方修正がではじめていい銘柄も売られるようになってきました。ここからが腕の見せ所だと思っていて、東京でIRできないような会社や工場見学に行っています。

片山:

ほかのメンバーが華々しい経歴の中、自分は二行しかありませんでしたが・・・(笑)

専業投資家としてファンダメンタルズベースでやっていましたが、今年10倍になった銘柄もありました。ちゃんと朝起きてここに来られるのかが心配だったが半年たってみて大丈夫でした。

個人の時は会社の調査ができず、数字だけを見ていいと思う会社は半々でもいってました。今は会社の中の人とミーティングできることで7割や8割まで精度をあげることができています。

機関投資家になってまだまだ高めていく余地はあるなと。お客様ともリレーションしていきたいと思います。

湯浅:

藤野と10年前に創業し、山あり谷ありやってきました。ファンドマネジメントの内向きの仕事を主に担当していますが、暗いわけではありません。

運用には藤野の能力、経験も反映されますが、いろんな人間の能力をすべて最高の状態で続けるのが運用。運用とは人生でもあります。

なるべくよい環境で運用ができるようにと人生が豊かで楽しくて充実する事が大事なので、そういったことができるようにマネージし、ベースが出来るように道を外しそうな時うまくサポートするのが私の仕事です。

5.ひふみ投信のお客様

白水:

マーケティングを担当している白水と申します。2011年は1805口座、2012年は3,935口座だったのが2013年は7,814口座になりました。約倍々のペースで伸びています。

また、ひふみプラスという姉妹ファンドを8社で販売していますが、ひふみプラスを通じてひふみ投信の存在を知っていただいた方も多くいらっしゃいます。さらに今年は既存のお客様に紹介いただいた方が多かったのが特徴でした。

ひふみプラスは2012年5月に運用を開始しており、その分を含めると推定で13,000〜14,000人がひふみ投信とひふみプラスに投資していると思われます。

ひふみ投信の悩みとして男性のお客様が多く、漢の投信と呼ばれていた時期もありました。最初は17%くらいから始まって23%まで女性が増えました。

この運用報告会も一昨年は女性が0だったので今日はたくさんの女性に来ていただきうれしいです。今後もがんばって女性のお客様をふやしたいと思っています。

一般的に投資信託を保有しているのは70代〜80代のリタイア世代が中心ですが、ひふみ投信をはじめとする直販投信は30代〜40代が中心です。今年は50代以上が増えたことにより積み立て金額の平均があがりました。

皆さんには平均額を見てどうこうではなく、ご自分のペースで続けていただければと思っています。

居住地別では関東、北海道・東北以外の地域で増えました。

いままで、福井県のお客様が0名だったりごく少数だったのでぜひ福井県の方に紹介してくださいとお願いしていましたが、今年は11名まで増えました。皆さんもぜひ出身地の方にひふみ投信を紹介してください。

ひふみ投信では自由つみたてという仕組みがあり、Webから金額の変更や積み立て中止、増額もできるようになっています。

二人のお子様向けに交互に積み立てをされているお客様もいらっしゃいます。

お客様からの多かった質問にひふみ投信の基準価額は高いの?というのがありましたので簡単に説明させていただきます。

投資信託に高い、安いというのはあるのでしょうか?わかりやすく考えるために投資信託を日々の船の状態を表したものと置き換えました。

まずは届け出を出して船を作ります。船長はファンドマネージャー、乗員は株式としてみます。毎日、乗員には価格がつくので船全体としての価格も変わります。

ひふみ投信では乗員(株式)の入れ替えを頻繁に行うことで常に最適な乗員を乗せるようにしています。対して、インデックスファンドの場合は乗員(株式)の入れ替えはあまりありません。

また、ひふみ投信ではおもし(現金)をのせることで動きを止めることもあります。

このように基準価額というのは永遠に上がり続けることができるものであり、割高なものは入れ替えを行っているため、投資信託自体に割高ということはありません。

投資信託の販売員でさえ基準価額が高いと売りづらいという感覚を持っているため、ひふみ投信でも分割を含めてどうするか課題として検討を続けています。

 

運用報告会の後はレオス・キャピタルワークスの方と懇親会が開かれました。運用部の方やコミュニケーション・センターの方と直接お話ができる場です。

また、ひふみジャンプ撮影会も開かれました。ひふみ投信のゆるキャラ?のロケットを背負ってジャンプした姿を撮影するものです。自分も一枚撮っていただき、ボールペンをいただきました。

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