いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

同志、募ってみませんか?/本日のスープ106皿目

 

リレーのバトンを随分と長く抱えてしまいました。

色々と考えてしまって出来上がりが延び延びになりました。

 

まろさんの105皿目のスープです。

 

アクティブファンドに求める条件/本日のスープ105皿目 | rennyの備忘録 (投資信託をコツコツinvest #k2k2)

 

「我々はこんなアクティブファンドを待っている!」

という宣言を出してみてはどうだろうか、

 

という、まろさんのご提案。

 

そんな宣言してみたい、ぜひ取り組んでみたい、

そう考えています。

 

しかし、です。

まろさんm@さんの三人だけじゃ「弱い?」

だったら、同志を募ったらどうなるだろう?って考えました。

 

そう考えた際に、お声がけしようと思い当たる人が、、、

うーん、少ないなあ、っていうのが率直なところ。

 

Shimoyamaさん はスッと思い浮かびました。

京都のイベント でご一緒した方は候補になるかな、と。

他にも思い当たる人はいらっしゃいますが、にしても、少ない。

アクティブファンドを見る際、コストでごちゃごちゃ言う人はNGだと私は思いますし。

 

ごく偶に、アクティブファンドの基準価額の推移、パフォーマンスを追いかけているブログは見つかりますが、その視点が株価、「価格」なんですよね。ファンドマネジャーの企業価値に対する考え方や洞察、また、投資先の「本質的価値」について掘り下げているブログはなかなか見つけることができません。

 

もう一つ感じたのは、私がWebで見渡せる範囲では20代、30代の人がヒジョーに少ないような気がします。若い人たちはインデックスファンドが好きなのかな?とか、それ以前に投資信託や株式投資に関心がない?とか。
 

ファンドマネジャーの哲学やチームのプロセス、投資先の価値をどう追究しているか、について強い関心を寄せている個人投資家で、「チーム」をつくってみる、って、どうでしょう?もちろん、その際、20代・30代の人にも加わってもらって(探さないと!)。

 

投資先の価値を追究して選別する、骨太のアクティブファンドをふやしたい、そだてたい、そんな同志をふやしたいなあ、って思います。具体的にはノープランですが、こういう試みに関心ある人っているかしら。

 

renny

【バックナンバー】

本日のスープが電子書籍になりました

rennyの備忘録のrennyさん、投資を楽しむ♪のまろさんと続けているリレーコラム「本日のスープ」が100皿記念に電子書籍になりました。

本日のスープ 株式投資をめぐる三重奏

本日のスープ 株式投資をめぐる三重奏

 

無料公開しているPDF版にrennyさんのまえがき、まろさんの解説、私のあとがきを追加しました。価格ではなく価値を求める個人投資家の想いがつまった一冊です。

PDFに続いて電子書籍としてまとめていただいたまろさん、本当にありがとうございます !そして本日のスープはまだまだ続きます。私がそろそろ続きを書かねば!

 

3/30 追記

まえがき、解説、あとがきを追記したPDF版も公開しました。

こちらからどうぞ!

アクティブファンド、4つの評価軸/本日のスープ 103皿目

リレーエッセー「本日のスープ」103皿目はrennyさんの寄稿です。

 

あけましておめでとうございます。

 

『本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏』をこれまでと変わることなく、m@さんまろさんとのんびりと続けていければ良いなあ、と考えていますので今年もどうぞお付き合いくださいませ。

 

さて、前々回の一皿 でm@さんから頂いたお題「アクティブファンドの評価軸」。

まろさんはこんな風にお答えになりました。

 

人生に投資をどう生かすか?/本日のスープ102皿目

 

今回は私の考え、今現在の考えをお話します。

 

非常に単純化して表現してしまうと、「好きか、嫌いか」になってしまいます。以下でご説明する私の4つの評価軸に照らしてその基準を全てクリアしていてもお付き合いに至らないケースが起こるのですが、「うーん、それは好みじゃないんだよねー、好きになれないの」ということなのです。

 

投資信託を活用した株式投資を「旅」、長い長い「旅」だと私は捉えています。ファンドマネジャー、投信会社は私にとってガイドさんであり、パートナーです。長く共に旅をご一緒する相手となるわけですから相性を特に重視することはご理解いただけるかもしれません。

 

私のアクティブファンドの評価軸 その1

 

どんな旅を目指しているのか、旅を通じてどんな体験を提供しようとしているのか、を伝えようとする姿勢、これが一番大事だと思います。ファンドの目論見書や運用報告書がそうした点について、もっと広くカバーできていれば良いのですが、残念ながらほとんど役に立ちません。ですから、私が重要視しているのが「月次レポート」、そして運用報告会等のイベントです。これらを通じて、自分の「旅」はどんな風に進んでいるのか、「旅」を通じてどんな出逢いや発見があるのか、それを楽しく、分かり易く、丁寧に説明してくれるガイドさんと長くお付き合いしたいと私は考えるのです。

 

私のアクティブファンドの評価軸 その2

 

(ある程度)落ち着いた、腰の据わったポートフォリオであるかどうか、です。ポートフォリオの内容があまりにコロコロと入れ替わるのはどうにも好きになれません。旅の喩えで言えば、目的地について下調べがあまり十分ではないままにガイドが旅程に組み込んでいるような印象を持つわけです。下調べもほどほどに「人気スポットだから」旅程に組み入れました、でも、あんまり調べてないので、よく知らないので長くそこには居られません、次の目的地に行きましょう、ってな感じでしょうか。その意味で、保有しているファンドや気になるファンドについては、投資先の保有期間がどのくらいかというのは非常に気になるので、自分で運用報告書を何期も遡って調べるようにしています。じっくり調べて、自信をもって案内するそんなガイドと長くお付き合いしたいと私は考えるのです。

 

私のアクティブファンドの評価軸 その3

 

「そんな会社があるんだ!」とワクワクさせてくれるかどうか、です。私にとって、投資信託を活用した株式投資の醍醐味の一つです。多くの場合は、時価総額のあまり大きくない上場会社になります。旅の喩えで言えば、知る人ぞ知る、非常に素晴らしい穴場的なスポットをしっかり調べ探し出してくれたガイドに、「なるほど!よく見つけてくれたね!!!」と唸らされたいわけです。ただ、時価総額が大きい会社でも似たことが言えると思います。誰もが知っている名所旧跡について「ええっ!そんなこと、知らなかったよ!その視点は無かった!!!」という見方をガイドさんが提供してくれたりするようなものだと思います。上述の評価軸 その1がしっかりしていないと、この基準を満たすことは難しいものと考えます。

 

私のアクティブファンドの評価軸 その4

 

どんな投資家がそのファンドに集っているのか、です。この点で上述の評価軸 その1で挙げた運用報告会等のイベントが非常に重要な役割を担っています。旅の喩えで言えば、ファンドの他の受益者は、同じツアーに参加している仲間と捉えることができます。ツアーの同行者が運用報告会等の場でどんな質問を繰り出すのか、どんな雰囲気を生み出すのか、は結構大事なポイントです。ツアーに参加した理由、どんな体験を求めて参加したのか、それが似た参加者と一緒の方が、旅が楽しくなる、素敵なものになる可能性が高いと思うわけです。

 

以上、私の4つの評価軸を挙げてみました。

パフォーマンスは関係無いの?という疑問をお持ちになったかもしれません。パフォーマンス、もちろん、気にしてます。5年リターンもしくは10年リターンの推移を確認します。ただ、リターンが良い「だけ」でそのファンドマネジャー、投信会社と旅を一緒にすることは決してありません。上述の4つの評価軸と照らしてみて基準を満たさなければ、ご縁を持ちたいとは思わないのです。

 

上述の4つの評価軸を満たしていても「なんか違う」という場合もあり、その場合はご縁を持ちません。

 

最後は「好きか、嫌いか」です。

 

2019年、「このファンド、好き!」という出逢いがあったらいいなあ。

 

renny@rennyの備忘録


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